AdTASのデザインとは

こんにちは、ともこです。

昨日AdTASのミッションについて記事を書いたので、今日はクリエイティブ局(=デザイン制作メインの部署)について書こうと思います。

わたしは大学2回生の頃からデザインに携わっていて、個人のポートフォリオが持てるくらいには活動しました。

AdTASで引き継いだもの、外部で学んだものを綴ろうと思います。


「デザインは手段にすぎない。しかし、デザインを選んだならpixel perfectにこだわれ。」

今の私のデザインに対するマインドはこれです。


①デザインは手段にすぎない

デザインという言葉を聞いて何を思い浮かべますか?

かっこいいポスター?かわいいイラスト?

あなたの心に刺さるものが思い浮かんでいれば一応正解です。


しかし、正解と言いつつ、デザインはアートではありません。

広告研究会AdTASにおけるデザインとは、「消費者の心をぶっ刺し、行動を起こさせる広報物制作をすること」です。

良いデザインとはターゲットが広報物の意図通りに行動を起こすものです。

例えば、小松菜奈がモデル起用されている化粧品のポスターを見た20代女性が、その化粧品を買いに行けば、良いポスターということです。


広告というのは費用対効果が大切です。

ポスターを作る時間や費用を、20代女性1人1人の営業にかけたほうが効果が高いなら営業すべきです。


②しかし、デザインを選んだならpixel perfectにこだわれ。

人を動かすだけのエネルギーは細部(=1 pixel)に宿る。


あなたは電話営業どう思いますか?普通真面目に聞かずに受話器を置きますよね。

デザイン制作物は大体ただの紙です。人間以下です。

紙っぺらを通じて振り向いてもらわないといけないんです。

そのなんとなく作ったフライヤーで人を振り向かせることはできますか?


フライヤーを作る前には、依頼者さんにヒアリングをして、依頼者さんのサービスのSWOT分析やターゲット分析などマーケティング活動を行います。

SNSなどを駆使して、ターゲットの好みを洗い出したりします。

リサーチ結果を駆使して、フライヤーを見てくれた人にどんな心理変容や行動の変化を起こさせるか緻密に設計します。


そして、設計どおりに消費者を動かすためには文字組や余白の0.01mm、細部の細部までこだわらなければ、あなたの想いは届きません。

人を動かせないフライヤーをリリースすることはお金をかけてゴミを印刷してるのと一緒。

AdTASのデザインとは、「フライヤーの目の前を通る人がフライヤーに振り向いてくれて、そしてアクションを起こしてくれるものづくり」「制作物を通じて、人の行動をデザイン(=設計)すること」です。


デザインに心血注ごう?

授業大事、バイト大事、サークル大事。

全部わかるけど、AdTASでデザイナーを選んだなら、デザインに生活を賭けてほしい。

AdTASに広告制作をお願いしてくる方々は自分でサービスや団体を立ち上げた熱い熱い人間ばかりです。

そんな熱い想いを世の中に伝える「紙飛行機」となれる機会って最高じゃないですか???

受託制作だから、いつ依頼がくるかわからないけれど、生活をちょっと無理してでも作る価値のあるものばかりだと思います。


いつか来る案件のために、日々刀を磨き、

案件が来たら、限られた納期の中で破壊と創造を繰り返し、最高のアウトプットを出す。

そして、良いアウトプットが次の依頼を生む。


依頼者には集客を、ターゲットには生活の変化をもたらすような、

ワクワクドキドキするエモくて最高の広告づくりをしましょう。